「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

地盤改良工への転身、休日半減と毎朝5時半起床に最後まで悩む

 T社の面接がはじまりました。社長は「45才か、だいぶ歳くってるな」「あと10年早かったらなあ」と言われましたが「うちに来たら、2~3年後には毎月手取り最低25万は持って行ってもらうおうと思っている」とのことでした。

 

 そして、具体的な仕事内容について説明がありました。仕事の内容は地盤改良工事で、建設予定地の地盤が弱いところにコンクリートを柱状に何か所も流し込み、地盤を固めるというものでした。

 

 それに関わる機械設置、重機の操作、現場管理で最低限5つ以上の資格が必要になるとのこと。それには現場を1年以上経験し、3年後には現場の管理ができる、5年後には一つの現場の切り盛りを任せることが出来るように、資格取得と並行して現場で技術習得をする必要があるとのことでした。

 

 勤務時間は会社に7時に集合し現場へ出発、8時には請負現場の仕事を開始し、17時までの勤務が基本とのことです。この仕事の宿命とはいえ朝が早いな、というのが懸念点でした。会社までは車で1時間かかるので、家を6時には出発する必要があり、毎朝5時半の起床を余儀なくされるわけです。

 

 営業マン時代は遠方へ出張の際、朝一の飛行機に乗るため5時台に起きて行くことはありましたが、あっても月に1、2度でしたので、これから毎日この生活リズムになることに相当な覚悟が必要でした。

 

 そして、一番の懸念要素は、土曜日が休日ではないこと。日、祝、年末年始合わせても休日は年間70日ほどしかありません。最初にいたG社は年間120日以上、有給は10日以上取得していたので、その時と比べれば休日がほぼ半分減るということになります。これは自分にとっては一番きついな、という印象で最後まで悩むところでした。

 

 この頃、まだ1歳にも満たない息子がいたので、こういう生活になると、日曜日はクタクタになり、休日に遊びに連れて行ったりする余裕が生まれるだろうか、妻に子育ての負担を多くかけてしまうのではないかと不安に駆られました。

 

 しかし、そんな邪念を振り払い、「新たな自分に生まれ変わらなければ先へは進まないぞ」と言い聞かせ、最後の転職への覚悟を決めたのでした。