「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

人生史上最悪の歓迎会

f:id:shibakuma:20190816000411j:plain

 

 勤務から1ヵ月経ったある日のこと、社長から今度私の歓迎会をするとの声掛けがありました。普段は厳しい社長だが、私もお酒を飲むのが好きなので、みんなとざっくばらんに話ができる初めての機会だと思い、二つ返事で参加の意向を伝えました。

 

 飲み会当日、勤務終了後に社長と奥さんである専務と3人で西中洲にある老舗の焼鳥屋へ向かった。「あれ、あと2人のメンバーは?」と思いましたが、とりあえず現地へ到着しました。そうです、歓迎会は他の2人の社員は呼ばれず3人での歓迎会だったのです。「歓迎会って、みんな参加するものじゃないのか?」と不思議に思いましたが、私がそれに対して口を挟む立場でもありませんでした。

 

 飲み会自体は、普段砕けた話をすることがない社長、専務を前に酒が入った私はかなり上機嫌でいつもより饒舌に会話をしていました。私は「なんだ!この人たちも人の子、普段はオンとオフをきっちりしているんだな!」とこれまでのマイナス印象から一気にプラスの印象を持つようになったのです。

 

 飲み会から数日経ったある日、社長より「マッサンさん、この間はよく飲んでいたけど、家ではどのくらいの量いつも飲んでるの?」私は家ではほぼ毎日晩酌をしている事、飲み会などになるとついつい楽しくてたくさん飲んでしまうことなども話をしました。

 

 すると社長は「君はもう少しお酒を控えた方がいいな」「特に平日は翌日の準備をするのに体を休めるのが普通だよ!もっと緊張感を持たないと!」と、さらに「いやーこの間はまいったよ!」「マッサンさんがあんなに飲むとは知らなかった。じつは失敗したなーと思ってて」私「何がですか?」社長「いや、飲み放題にすればよかったと今になって悔やまれるんだよ!」「わかるでしょー、お酒もねえ、タダじゃないんだよねえ、1杯ずつお金が発生するしねえ。ほんとしまったーだよ!」私「すみませんでした、何ならいくらかお金出しましょうか?」

 社長「いやいや、この間は僕が失敗したんだ、ただし次回はいくらかお金もらうか、飲み放題にするか考えるわ!」

 

 「こんなやつとは二度とお酒を飲みたくない」と思いました。

 

 その日は鮮明に飲んだ杯数も覚えており、生中2杯、その後飲んだ焼酎が美味しいのと会話もたくさんしたので水割りを計4杯飲みました。どうやら社長の中では相当な大酒飲みと印象付けられたようです。

 

 ちなみに社長は計4杯でした。驚くほどの飲酒量の差があったのでしょうか?今までの職場、得意先、友人たちと多くのお酒の場に参加しましたが、ワースト1の飲み会として今だ忘れることが出ません。

九州北部豪雨に見舞われる、その時社長は

 

f:id:shibakuma:20190812235113j:plain

 F社では週に1度甘木、朝倉方面への配達をメインに行う日があり、その日は先輩社員と初めての同行でした。

 

 この日は朝から天気が悪く昼を過ぎたころには視界もままならないほどの大雨が降ったのです。それでもあいさつ回りを兼ねて多くの件数をこなさなくてはならなかったので、行き方や業務内容の引き継ぎのため、必死でメモをとっておりました。

 

 配達もひと段落し、これから福岡市内に戻ろうかというタイミングで、雨量も半端なく降り注ぎ、道路もまともに走行できないような状況でした。

 

 次第に雨水が車にも押し寄せてきましたが、キャラバンは乗用車より床が高かったため中までの浸水は免れました。 県道沿いの民家を見ると、川の濁流に吸い込まれるように住宅にものすごい勢いで雨水が侵入していくのを目の当たりにしたのです。車も一定時間立ち往生にならざるをえませんでした。

 

 すると、社長より電話が鳴りました「K君今誰が運転してるんだ?えらい進みが遅いんだけど」するとKさんも今大雨が降り前になかなか進めないことを説明していました。

 

 社長「そっちの方は年に数回大雨が降るんだ!、〇〇の方から道を抜けて早く帰って来いよ」との指示です。Kさんは指示に従い、幹線道路を抜けて川の堤防の道から抜けようと考えたのです。

 

 しばらく走っていると、車が前から何台も引き返しているではありませんか!

 

 引き返して来た運転手より「ここから先は濁流が流れて車が走れないぞ!すぐ引き返せ!」とのことです。そこから逃げるように幹線道路に戻り、正攻法で福岡市内に戻ることにしました。いつもなら1時間ほどかかるらしいのですが、さすがに1時間40分くらいかかりました。

 

 会社に帰るやいなや「えらい時間がかかったじゃないか」と言ってきました。私はその言葉に反論するように「社長、今日の雨は普通の雨ではないですよ!とにかく凄まじかったです!」と訴えました。すると社長は笑いながら「あのねえマッサンさんは知らないのかあ、あそこはねえ、1年に何度かは大雨が降る地域なんですよ!」とまるで何を大げさな!と言わんばかりの言い方をされたのです。

 

 帰宅後、ニュースを見たら、今回の大雨が全国ニュースで大々的に報じられていました。昨年も真備町の豪雨災害など記憶に新しいですが、この朝倉をはじめとした豪雨災害は九州北部豪雨と命名されました。

 

 被害は朝倉、東峰村、大分の日田で計40人の命が失われたのです。ちょうど私がいた時間帯は1時間の降水量が129.5mmと経験したことのない雨と身の危険を感じていました。後にそれが50年に一度の大雨だと報道されました。

 

 普通はこのような時、社長だったら、「無理をしないで身を守るように」と社員に避難の指示をするか、雨が収まるまで待機しろなどと言うのが普通ではないかと思わずにはいられませんでした。最新の設備で社員の行動は管理するが、このような時にニュース速報を確認するなどの行動もとれなかった社長にはほんとに失望したのでした。

 

社員を信用しない社長、ブラックの片鱗を見た

f:id:shibakuma:20190806235042j:plain

 厳しい社長の態度については、面接のとき感じたとおりで予感は的中したのです。

 

 勤務2日目、朝の清掃後に社長席の頭上のモニター画面の電源を毎朝社員が入れるのですが、監視カメラのモニターの横にもう一台大きなモニターがありました。地図画面が表示されておりましたが、この時は朝のバタバタでKさんには詳しく聞きませんでした

 

 その日営業からの帰りは、Kさんに代わり私が運転することになりました。途中でKさんの携帯に社長から電話が入り、しばらくしてKさんの表情が途端に険しくなったのです。

 

 電話を切ったあと、Kさんが車を止め「マッサンさん、僕が運転交代します」とのこと。話の内容を聞けば社長より「今誰が運転しているんだ!」 Kさん:「マッサンさんです」社長:「何でこんな遅くなっているのかおかしいなと思ったが、そんなスピードでは話にならん!Kが代われよ!」「〇〇のルートから行ったら渋滞にはまらないだろう」などと説教を受けていました。Kさんが「くっそーうるせえな」と愚痴を漏らしていました。

 

 Kさんの話の内容を聞くと、社長はリアルタイムに走行ルートを把握しているような話しぶりで「そこの道ではなく、なぜ〇〇の裏道を使わないのか」と指示をしていた。

 

 そこで私は気付きました。「まさか、朝見たあの別モニターって ・・・GPS!?」社長の席の真上の巨大モニターは社員の走行ルートを監視するためのものだったのです。

 

 わたしは背筋がぞっとしました。以前に誰かとこれからの営業はGPS管理するところもいずれ出てくるのではないかと笑い話で話したことを思い出しました。

 

 運送業だったら、そのようなシステムを導入するのは理解するが、こんな4、5人の名の知れぬ会社でまさか自分が当事者となるとは、絶望や喪失感を通り越して笑えてきました。

 

 わたしはKさんに「あのう、社長席の上にあるモニターってGPSですか?」と尋ねました。Kさんは奥歯にモノが挟まったような話し方で多くは語らず「まあ、最初は僕も驚きましたけど、そのうち慣れるんじゃないですか」とあっさり。わたしはその言葉を聞いたとき「この人たちはキ〇ガイ社長に飼いならされた家畜だな」と思いました。

 

 また朝の朝礼では、配達員の先輩、Kさんらは社長より度々罵声を浴びせらておりました。配達員の先輩は日頃から社長への恐怖からか、笑顔は一切なく、顔はいつも引きつっていました。ある日配達に出発の際、2tトラックの後ろの荷台のドアを開けっ放しで出発し、モニターで気づいた専務から社長へ報告、「すぐに戻ってこんかーーーー!!」と事務所に引き戻され、ものすごい剣幕で怒鳴り散らされて説教を受けていました。こんな日が続いたら笑顔なんて出るはずはありません。

 

 そしてある日、社長への不信感が不動のものになった出来事が起こったのです。

社用車はナビ使用禁止、体と頭で地図を叩き込め!!

f:id:shibakuma:20190805194120j:plain

 衝撃の朝の掃除と、監視カメラ3台に驚く間もなく、初日から教育係である年下の先輩社員Kさんに同行して営業活動が始まりました。

 

 配達専属の社員は一人いましたが、我々営業も配達を兼ねているため社用車はキャラバンを使用していました。私は福岡に来てまだ1年半で、本格的に車を使っての仕事は今回が初めてでしたので、土地勘がないのを少し不安視しておりました。

 

 朝の掃除、朝礼、事務処理が終わると、その日の営業予定表を社長に提出し、承認を得てから出発しなければなりませんでした。

 

 営業は1日20~30件の訪問件数をこなさねばならず、筑後方面から佐賀地区、筑豊方面を含めた範囲をカバーしておりましたので、効率が悪い回り方と社長が判断すればスケジュールの組み直しをしなければなりませんでした。

 

 営業先へは1件訪問が終わると「A社終わりました。次はB社へ向かいます」走行は一般道のみ許可されており高速道路は使用禁止で、どうしても乗る場合は渋滞が長時間なりそうなので高速を利用する理由と乗る前に「Cインターから高速入ります」「Dインター今から降ります」とその都度電話しなければならなかった。「かえってこの報告は時間のロスでは?」と疑問に思いました。

 

 ここで気になったことは、先輩の運転です。積み込み準備から配達までをこなして16時くらいには帰社しなければいけないので、運転は高い効率性を求められたのです。

 

 助手席にいても先輩が時間に追われているのが伝わります。前の車が、トロトロ走っていようものなら「早よいかんかあっ!!このノロマっ!!」と性格が豹変し、煽り運転をするので緊張感は半端ありませんでした。

 

 気になるとはいえ、年下でも先輩です。通常の配達と私の挨拶回りを兼ねているためいつもより多くの件数を回らなくてはならないのは知っていましたので、注意などできるはずがありませんでした。

 

 そして2日目から合間を見計らって、練習のため、所々私が運転を変わることになりました。

 

 2日目には社長より「マッサンさんもう道も2回目のところもあるから頭に入ったでしょ!2回も走れば道というのは覚えられますからね」「これから片道はK君(先輩)、帰りはマッサンさんというようにしていきますから」と言われたのです。

 

 初日にKさんに言われたのは「最初は僕が運転しますけど、徐々に運転時間を増やしていきますよ。この車ナビがついていないので道は頭に叩き込んでくださいね」社長の考えは、道は2回通れば覚えるのが当たり前なのでナビは必要なしとの考えでした。

 

 1日4~5件ならまだわかりますが、「土地勘のない人間が時には30件の道順を頭に叩き込めとは無謀ではないのか?これって普通なのか?」と社長の考えに首を傾げたくなりました。

 

 しかし私にとってこの会社は転職の終着点との思いがあった為、気持ちを切り替えて「乗り切るぞ」とまだこの段階では前向きでした。

入社初日に感じた、異常な緊張感が張りつめた職場

 F社での初日を迎えました。社長、専務、30代と思われる先輩2人の計4名に私が今日から加わることになりました。

 

 この会社ではまず朝は掃除から始まります。当面私が担当するのはトイレ清掃でした。年下の先輩から掃除方法を教わります。掃き掃除、便器掃除、除菌清掃、仕上げは雑巾がけでした。7月の猛暑の中、10分もすれば汗が滴り落ちてきます。顔からは滝のような汗が流れ落ちました。

 

 移動の際、先輩より「マッサンさん、移動の時は歩かないで走って移動してください」と言われ、学生時代の部活動を思い出したのでした。

 

 掃除は丁寧に行ったつもりでしたが、終了後に先輩のチェックが入り、窓の桟が拭けていない、トイレットペーパーが三角に折られていない等の指摘があり、更に丁寧に行うようにとの指導が入りました。

 

 お寺の修行僧じゃあるまいし、毎日ここまで清掃をする必要があるのだろうか?

 

 そして2階の事務所に上がり「掃除終わりました!」と元気よく社長と専務に声掛けしたところ、社長より「マッサンさんねえ、時間かけた割には全然きれいになってませんよ」と温度感の非常に強い口調でご注意を頂いたのです。

 

 私は汗だくの状態で一瞬固まってしまいました。社長は掃除に立ち会ったわけでもなく、先輩のチェックでやり直しもしたのに「なぜ?」という疑問しかありませんでした。

 

 その後、会社のプレハブ倉庫で先輩社員と作業の際「朝怒られた件はどういう意図かわかりますか?」と相談したところ、「マッサンさん、ちょとこっちに来てください。そこは映りますから」と手招きしていました。「あれ見てください、あそこにカメラがあるのわかります?十分に気を付けてください。勤務時間に社員がこうして話するのもダメですから」「朝、移動は走るようにと言いましたけど、移動の際に歩いて移動すると怒鳴られます」と説明してくれました。

 

 見渡すと倉庫、通路、表玄関に計3台のカメラが確認できました。先輩は「社長、専務は上のモニターで監視してますからね」との忠告でした。

 

 指摘されて、歩きから移動は小走りにしましたが、掃除内容に関しては納得いかなかったことを話したところ「朝怒鳴られたのは、時間をかけすぎだったからでしょう、倍くらいのスピードで仕上げは同じようになるよう心掛けてください」

 

 衝撃が多かった初日が終わり、家に帰るとクタクタになっておりました。

 

入社に際しての条件とは

 さて、F社より数日後連絡がありました。精査の結果、次の条件を承諾頂けるのであれば採用とすると連絡が入りました。

 

1)給与 月額20万スタート(試用期間3ヶ月間も同様)

2)賞与は勤務開始より1年間は対象外であること。

3)「勤務態度」「事務能力」「営業能力」等で優れた実績を残している場合は、勤務開始より6ヶ月後に見直しを行う

4)交通費は上限10,000円

5)入社にあたり、仲介会社へは理論年収の20%を紹介手数料として支払わなければならず、それなりのリスクを伴うため、入社後は最低でも3年以上の勤務を前提としているが大丈夫でしょうか

 

 以上のような内容でした。

 

 この条件を見たとき、正直この会社に入ったらしんどいだろうなと思いました。

1)については、これが自分の価値なんだろうなということで渋々クリア。

2)はせめて年末に寸志程度でも出ないのですかと言いたくなりました。

3)自分の経験と努力で改善可能ではないかと少しの期待を持ちました。

4)実費は最安値ルートで16,400円。6,400円は自分の給料から吐き出しって?さすがにこれはないだろうと思い、交通費は足が出るので非常に厳しいですと申告しました。

5)年収の20%ってこんなに費用が発生するものかと驚きました。採用にかかったコストを回収するまでは辞めさせないというのは理解できますが、わざわざこのことを社員に誓約させるというスタンスは若干の恐怖を覚えました。

 

 後日、交通費の件で連絡があり、本来ならば例外はないとの前提で「経験者ということを考慮し特例で認めるので絶対に口外しないこと」との返答がありました。(のちにこの交通費は基本給に含まれ課税対象になる。交通費って非課税対象じゃないのかい?)と、いろいろと首をかしげたくなることはありましたが、最低限の要求は聞き入れられた形となったため、入社の意思を表明したのでした。

 

 これで入社が決定したものの、晴れやかな気持ちではなく、ここに決めてほんとに良かったのかと少し不安がありました。

 

 

ちょっとまったぁ、その転職

みなさん、こんにちは!エリーです。
いつもマッサンがお世話になっています★
 
私は前述したとおり伏線(↓)のような出来事があったため、転職に関しては「いいよ!」と即答しました。
 
 
でも・・・今振り返ると、もっと石橋を叩いて渡ればよかった!時期尚早だったかも!と思うことがしばしば。
 
今日は、その反省を生かし、今まさに旦那さんが転職を考えているという奥様方へアドバイス以下の項目のいずれも該当しない場合は、転職は一旦考え直してもらった方がいいと思います。

 

① これまでに近い生活レベルを4ヵ月は保てる蓄えがある
② やりたいことがある
③ 転職理由がネガティブであったとしても、人間関係以外が理由である
④ 過去を振り返らない
 
① これまでに近い生活レベルを4ヵ月は保てる蓄えがある
 
いかなる理由であれ、やはり妻の立場としては生活が不安定になることが何よりも心配です。究極のところ、生活レベルさえ維持できれば、転職でも何でもしていいよ!ってなるんじゃないか、と。
 
で、何故ゆえに4か月かといいかますと、自己都合退職の場合、ハローワークに最短で失業申請しても初回支給日が約4ヵ月後(3ヵ月の給付制限+α)になるからです。
 
うちのマッサンの場合、それを知ったのが退職決定後。貯金もなければ、貯める時間もない。最終的に退職金を当てにする始末でした。
 
でも、この「退職金」、また後日述べますが、ぜーったいに当てにしてはいけません!
 
とにかく退職金など特別なお金を除いた貯蓄が最低4か月分ある状態をお勧めします。
 
② やりたいことがある
 
転職をするきっかけって大概ネガティブなものだったりします。でも、逆にそれはチャンス。今までやりたいと思っていたことを始めるいい機会なのです。すぐにはそのやりたいことを目指せなくても、学校にいったり、資格をとったり、まずは経験を積むために関連会社に入ったりと将来が見通せます。
 
うちのマッサンの場合、やりたいことが全くありません。
だから、退職後も異業種ではなく、それまで勤めていた会社と同業種にこだわり続け、玉砕しました。もちろん同業種でも会社によって差はあるので、悪いわけではありませんが、その場合はもっと具体的に「今までの経験を生かして〇〇の仕事がしたい」のように具体性が必要だと思うんです。
 
転職は「第2の人生」と切り替えられることが大事なんです!!
 
③ 転職理由がネガティブであったとしても、人間関係以外が理由である
 
転職理由ってけっこう上司が原因だったりしますよね。パワハラモラハラなどなどのハラスメント。でも、今の日本の会社ってまだまだ年功序列社会ですよね。海外のように実力主義的な会社は少ない。
 
ということは、いずれ上司も去る可能性があるってことです。家族経営の会社やベンチャー企業などは難しいかもしれませんが、一般の会社であれば、人事などが変わる可能性もあり、相当参ってない限りもう少し踏ん張ってみるというのも手です。
 
実際、マッサンの給料に言及した社長は親会社からの任期制の天下りだったこともあり、任期を経て交代になりましたし、精神的にマッサンを追い詰めた支店長は配置換えが気に食わなくて、辞めていきました。もう少し粘っていれば事態は少しは変わっていたのではないかと思いました。
 
④ 過去を振り返らない
 
すごく抽象的な言い方ですみません。
でも、これって結構大事なんです。実はマッサンの転職がうまくいかなった主たる原因はこれじゃないかと思ってるぐらい。
 
つまり・・・「前の会社とやり方が違う」「前の方がよかった」などなど、前職と比較したり、過去を美化したりするようだと未来は見えてきません。何度「前の会社が嫌だったからやめたんじゃないの?」と言ったことか。
 
でも、これって理屈じゃなくて、感情論だったりもするので、転職がうまくいかなければ徐々に↑のような考え方が強くなっていってしまうんですよね。そして、こんなことばっかり聞かされていたら、家族も参ってしまいます。時に転職を失敗して夫婦喧嘩が絶えない、離婚したという話を聞きます。逆に会社が倒産して裸一貫ゼロからのスタートでも、夫婦手をとりあって窮地を切り抜けた話も聞きます。
 
過去を持ち出したとしてもふさぎ込むんじゃなくて、明るく話してくれれば、雰囲気もよくなりますし、応援する側も全力でサポートしようって気になります。スーパーポジティブはそれはそれで問題だったりもするので、ポジティブ>ネガティブというバランスがキープできる方であれば、転職はありかなと思います。
 
 
以上4項目です。
 
一つでも当てはまるのであれば、ご主人を応援してあげてもいいかも。
でも、一つもあてはまらなければ、止めてください。
 
ちなみにマッサンは一つも当てはまっていませんでした。
ご参考まで。