「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

電話営業、まるでバナナのたたき売り

 電話営業を始めて半年が経過したある日のこと。物流会社の大手に営業電話をしたところ、運よく商品購買の統括に電話がつながりました。

 

 この物流会社は日本全国に支店があり、国内でも5本の指に入るほどの大手でした。その会社の統括が値段を見てみたいとのことで、早速見積もりを提出したところ好感触でした。

 

 サンプル品を送り品質も問題なしとの結果で、統括より「使用頻度の高い関東の物流倉庫の消耗品を切り替えたい」との返答。ただし消耗品は数ヵ月に一度価格の変動を避けるためまとめて購入をしているとのことでした。次の購買月は来年の3月でその時に発注しますとの返答をいただきました。

 

 9月に初めての商品受注があり、その後もひと月に1~2社のペースで新規口座を開設し順調に前進しておりました。今回の大手の口座開設はうれしくもありましたが、ふと冷静になって考えてみました。

 

 何社か契約が取れたのは、商品が他社より安かったからにほかなりません。比較してはいけないのですが、最初の会社のG社時代は「マッサンさんから商品を買いたい」という顧客も少なくありませんでした。

 

 値段でひっくり返したのだから、他の業者がさらに安い価格提示をすればすぐに変えられてしまうということです。商品は売れればそれでいいのか、自分の中では心の底から充実した営業活動を行えているとは思えませんでした。

 

 これでいいのか、10年以上も同じことを続けられるのかと再び自問自答を始めました。気づいたら、再び求人に目を通し始めていたのでした。