「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

労働基準法違反で書類送検、3ヶ月の指名停止処分を受けた会社の面接

 TA社の面接当日まで、ネット情報を確認したところ散々な評判でしたので、前向きな気持ちではありませんでしたが面接に臨みました。

 

 面接担当の方は私の履歴書を見て「東京の〇〇大学ですか、当社には東京の大学出身者がいないので珍しい人が受けにきたという印象です」それから会社の歴史や取扱い品目などについて約90分に及ぶ説明を受けたのち、「私の方から社長へ推薦したいので、このまま待ってくれますか、今日もう少し時間良いですか」との事でした。しかし、1時間ほどと思っていたので予定がある旨お伝えし、その日は帰らせてもらいました。いきなりその場で2次面接を受けてもらうつもりだったようです。

 

 面接担当の方より「今日は残念です。ぜひ社長に合っていただきたかった」「では後日、2次面接の日程を連絡します」と怖いくらい話が進みましたが、私の転職履歴については何一つ聞かれることはありませんでした。

 

 福岡の地場では業界の知名度は高いようでしたが、あらためて評判を確認したところ、会社はワンマン経営で昭和の社風。退職金、残業代無し、自家用車推奨で手取りは少なく、昇給、ボーナスも殆ど無く、ひどい人は1日20時間労働を強いられているとの情報を見ました。

 

 そして4日後辞退を申し出たところ「こちらの説明が不足していたのか、思いが伝わらなかったようで申し訳ない。ご縁を頂けず残念です」との返事がありました。

 

 決定的な辞退理由は、4ヵ月前に福岡市労働基準監督署より労働基準法違反の容疑で罰金の略式命令、指名停止処分を受けていた事実が判明したからです。

 

 同社は労使協定を届け出ずに、男性社員に時間外労働を最大で1日14時間、月に158時間に及んでいたそうです。ネット情報以上にひどい現実がありました。

 

 ネットで会社の評判に書かれている情報はすべて鵜呑みにするのも危険ですが、その中でも真実はありますので、ブラック企業に間違っても入社しないように情報の精査はしっかりと行うことを心掛けたいものです。