「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

電話営業、拒絶反応多く苦悶の日々

 それから数週間経過しても、見積もりすらさせてくれない会社が多く、お断りの常套句として「決まった業者から買っているので結構です」との返答ばかりでした。「見積もり見るだけならいいよ」と言ってくれた会社に見積もりが出来たとしても、次に電話すると「まだ見てない」「担当者は外出中です」が多く、取次ぎもなかなかできず、思うように前へ進みませんでした。

 

 ある日社長に相談したところ、「規模の大きい会社から攻めていくこと」「断られてもまた電話すること」とのアドバイスがありましたが、私の中ではそのようなことを忠実に行う精神力はありませんでした。   断られているのに電話したら、嫌がらせ以外の何者でもないとの個人的な考えがありましたので、断られた会社へ電話することは自分のポリシーとして行いませんでした。

 

 このパターンを毎日繰り返していましたが、商品が売れる気配は、まったくありませんでした。6月からスタートして、7月、8月と3ヵ月経過しても新規売り上げは0円を更新していくのでした。

 

 年度末である翌年の3月末まで新規売上のみの目標金額は10万円からスタートし翌月20万円、翌々月30万円と10万円ずつ加算していき、最終的には年間550万円の新規売り上げ予算が課せられていたのでした。

 

 しかし、3ヵ月を終わって売上は0円。心は折れかけていましたが、それでも電話を毎日をかけ続けておりました。このまま何も残さぬまま辞めたりするのだけは嫌だと思い歯を食いしばって頑張ってみようと思っていました。

 

 9月に突入したある日のこと、いつものようにリストアップした会社に売リ込み電話をしたところ、一度見積もりのFAXをくれとのこと。翌日仕入れ担当者に見積もりはどうでしたかと聞くと「安いね。他の商品の価格も見てみたい」と言うではないですか。これはチャンスと月に何十万円も仕入れている消耗材の見積もりも見てくれることになりました。

 

 4ヵ月目で初めての手応えを掴みかけたのでした。