熊本地震発生、その時妻・息子は
妻の出産も無事終わった、4月14日の夜のことでした。
福岡にいた私は地震による少し強い揺れを感じたため、すぐにTVをつけたところ、熊本で震度7(Mj6.5)の地震が発生とのニュースが流れているではありませんか。妻の地域は震度6弱と出ています。早速妻に電話したら、かなり強く揺れてビックリはしたけど、大丈夫だよとのことで、まずは家族が無事でほっとしました。
ところが、2日後の4月16日の夜中1時過ぎのことでした。起きていた私はただならぬ強い揺れを感じました。2日前の記憶がよみがえり、また熊本と察しTVをつけたら、またも震度7(Mj7.3)と表示されていたのです。これはまずいと、すぐさま妻に電話したところすぐに電話は繋がりましたが、妻はパニック状態でした。息子を抱きかかえ、家族で家の外に車で避難するとのことです。ひっきりなしに余震が続く中、避難できたら安否を連絡くれと頼み、避難を優先させました。
妻の実家は熊本市内にありましたが、今回の地震は益城町という地域で被害が甚大と出ており、実家は益城町に隣接しているのです。家は崩壊してないか、どこへ避難するのか色々と心配で夜は寝られませんでした。数時間後妻と電話がつながり、近所のパチンコ屋の駐車場に一時避難したとの連絡が入りました。ひとまず命からがら家族共々一旦は避難できたことに胸を撫で下ろしました。
しかし実家は物が散乱し、足の踏み場がなく、当面住める状態ではありませんでした。まだ1ヶ月の息子を緊急避難所で待機させるのも1日が限界とのことで、翌日お義父さんの車で息子と妻を福岡の我が家へ連れてくることになりました。