「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

2度目の転職で初めての高評価、そして電話営業職への挑戦

 役員面接の2日後、J社の社長面接に臨みました。社長は70歳を超えておりましたが豊富な業界知識と経験で、現在は親会社のE社より独立したそうです。きっかけは社内で電話営業スタイルを提唱したが他の営業マンから猛反発があり却下され、それなら自分が実証すると独立したそうです。

 

 その後20年余り毎年売り上げを伸ばし11億円の会社にしたそうです。電話営業で成功したJ社に習い、今では親会社も電話営業のスタイルに変更したそうです。

 

 社長はご自身の成功体験と、会社の主力商品の説明、私が在籍していたG社の経営状況など資料をもとに分析しておりました。

 

 「マッサンさんのいた会社は大手の吸収合併によってせっかく利益を出しても親会社の配当に持って行かれる。マッサンさんや社員もせっかく頑張っても株主の意向で環境が変わって不満を持つのはこれを見ると理解できる」と言われました。

 

 そのように理解をしてくれた経営者は初めてだったので、私はすっかり感服してしまいました。そして入社を意思を社長に伝え面接は終了しました。

 

 ここまで順調に進んだ私は、この後に予定されていた数社の面接にお断り電話を入れました。

 

 1週間後、社長との最終面接が行われました。この日は給与条件について提示がありました。前職のG社には届かないものの年収で50万円くらい少ない程度でした。前回のU社がボーナス無しの年棒300万円と考えると440万円以上の提示はこの業界の中途採用にしては目一杯の評価額だと思いました。そして主任としての待遇も用意されており、断る理由はありません。採用通知書にサインし晴れて正式採用となりました。

 

 妻は私がU社を2か月で辞めてから、無職状態であることに辟易していたとは思いますが、「いいとこ見つかってよかったね」と喜んでくれました。

 

 ちょうどこの時5月でJ社は年度末決算を4月に終えたばかりでした。1週間後の決算総会という行事に参加して5月20以降の初出勤という予定になりました。これで会社の営業活動の流れがつかめると思いましたので、タイミングもよかったです。

 

 そして総会の日が訪れました。