「40代からでも転職してよかった!」と人生を再スタートさせたいオヤジのためのリアルなブログ

40代半ばで転職を決意し挫折した男が、もう一度這い上がれるのか。中年男が転職に失敗しないための戦略。ブラック企業入社リアル体験。

中年転職の採用基準は経験のみにあらず

 こうして、I社の採用は叶わず転職活動は振り出しになりました。

 

 ハローワークで検索を再開しました。今までの経験が活かせる同じ業界がベストと思い探していたところ、同業種のS社の求人が目に飛び込んできました。さっそく応募したところ、書類審査が通り面接が決まりました。こうして大阪から福岡へ面接に行くことになったのです。

 

 面接は前回の失敗を踏まえ、前職の批判的なことは一切言わず、お互いの親の将来と子育てのためだと強調し、これまでの経験を活かしてS社でバリバリ活躍したい思いを伝えました。

 

 手応えとしては、まずまずでした。面接をしてくれた30代後半の営業部長が私の経験を評価してくれたこと、採用が決まった場合いつから出社可能ですか、と聞かれたためです。

 

 しかし、2・3日経っても連絡はなく、1週間後S社より不採用の通知が届きました。

 

 この面接の経緯を、仲の良い得意先の2代目社長Dさんに話したところ、「採用する立場からすると、マッサンさんのように業界経験豊富で即戦力になりそうな人材でも、従業員の年齢バランスを考えて採用しないこともあります」との意見をもらいました。面接を担当した営業部長は、自分より年上の私を部下として扱いにくいと思った可能性もあります。

 

 S社が不採用になったことで、これまではどうにかなるさと楽観的になっていた自分でしたが、さすがに焦り始めました。